子育て

現役保育士が教えるイヤイヤ期のおすすめ対応法!

なんでもかんでも、イヤイヤイヤイヤ!!

どんな子にも訪れるイヤイヤ期は、立派な成長の証。

それはわかってはいるのだけれど、家事や仕事に追われる毎日の中で、ついイライラしてしまうこともありますよね。

しかし、そんなイヤイヤ期をうまく乗り越える対応法があるのです。

この記事では、経験20年越え、2児の母でもある現役保育士の私が、イヤイヤ期を乗り越えるための対応法をお伝えします!

そもそもイヤイヤ期とは?

イヤイヤ期は、1歳半ごろから始まり、2歳ごろにピークを迎えるとされています。その大変さから「魔の2歳児」と表現されることもあります。イヤイヤ期の終わりには個人差があり、長い子では4歳くらいまで続くことも。

イヤイヤ期は、子どもが発達するうえで生じる「自我の芽生え」から、「自分でやってみたい!」という欲求が生まれます。やってみたいと思うものの、うまくできない!!そんな葛藤を「イヤ!」という言葉で表現しているのです。

イヤイヤ期真っただ中にいる保護者にとっては、出口の見えないトンネルの中にいるような不安を感じてしまうこともありますが、いつか必ず終わりはやってきます。成長の過程、自立への第一歩と受け止めて乗り越えていきましょう。

保育士の対応法

①子どもの気持ちに寄り添う

基本中の基本、まずは寄り添います。

ついつい「イヤじゃないの!」とイライラしてしまいますが、子どもはイヤイヤ言いながら、大人の愛情や信頼を確認しているのです。

そんな時期に、怒鳴ったり無理強いしたりするのは逆効果。まずは、「そっか、いやなんだね」と一旦「イヤ!」を受け止めましょう。

次に、「これがやりたいの?」「自分でやってみる?」と、子どもの意向を探りつつ、「~したかったよね。」と気持ちに寄り添います。

出来なくてイライラしている様子の時には、「ちょっとだけ手伝っていい?」とお伺いを立ててから、さりげなく援助します。

②距離感を大切に、見守る

絶対に手伝ってほしくない!という固い意志を持つ子もいますし、「自分でやってみたい」という自立心を育てるためにも、手伝いたい気持ちをぐっとこらえて、少し離れて見守ることも大切です。

援助を求められたらすぐに対応できる距離感で見守ることで、子どもも安心してチャレンジすることができますよ。

③できた時にはとことん褒める

「自分で!」とがんばる子どもがやり遂げた時には、ちょっとやりすぎ?くらいに大げさにとことん褒めてあげましょう。

また、あえて簡単に、ストレスなくできるお手伝いを「できるかな?」とお願いし、できた時には「ありがとう!助かったよ。」としっかり褒めることで、達成感や自己肯定感につながります。

「やりたい!」「できた!」を積み重ねて成長する子どもたち

「自分でやりたい!」という気持ちを持ち、「自分でできた!」という経験をすることで、子どもの心はぐっと成長します。

保護者にとってイヤイヤ期は、子育ての難しさやしんどさを感じやすい時期ですが、子どもが大きく成長する時。

成長を喜びながら、うまく付き合って乗り越えていくことで、親としての経験値が上がるチャンスでもありますよ。

 

 

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